今回は、常温保存可能なレトルト和惣菜を紹介します!
1日3食、3回全てに時間や手間を掛けてご飯の準備をするのは大変ですよね。最近は、在宅勤務での昼食の1時間にさっと食べられるものを悩む方も多いのではないでしょうか?自身の食卓のもう一品を追加したり、以下のような、お食事の準備が難しい方へプレゼントできたりするような、楽に食べられるものがあるといいですね。
- 遠方に住む年配の両親
- 一人暮らしをしているお子さん
- 単身赴任の旦那様
- 海外に住むお友達
そこで色々と探して見つけたのが、こちらです。
8種類の和食レトルト惣菜が4個ずつ入ったセットです。試食をして、どんなものなのかの感想を紹介します。
レトルト惣菜に興味を持ったきっかけ
私が今回、この試食を考えたのは、遠方に住む団塊の世代の父へ、何か栄養バランスの取れた食事の手助けをしたい、と思ったのがきっかけです。
現時点で父は、介護食の必要はなく(異様に硬いものでなければ)普通の食事ができます。これまで食事の管理は母がしていましたが、病気でできなくなりました。基本、上げ膳据え膳で暮らしてきた父は、自身でキッチンに立って食事を作る事はしません。お弁当屋さんやスーパーで弁当や惣菜を買ったりしている様ですが、晩酌の後は、ご飯の準備が面倒になって、ご飯を食べずに寝てしまう事が多くなり、体重が減ってきてしまったとのことでした。
なるべく早いうちに、自分で調理する事に慣れて、健康に良い料理作りを楽しんでくれれば良いですが、それはしばらく先になりそうなので、今起こっている問題をとりあえず解決する方法を考えました。
商品選びの基準
今回紹介する商品は、以下を基準に選びました。
- 常温保存可能
- とにかくさっと手に取れるようにしたいという理由から。
- 父が普段使っているサイドテーブルに箱を置き、定期的に箱に収まるいろいろな種類の惣菜を詰め合わせて入れておき、その日の気分で選んで食べられるようにしたい。
- そのために今回は「要冷蔵」商品ではなく、常温保存の惣菜を探す。
- 食事の過程で億劫になる、「買い物に行く事」「冷蔵庫に食べ物を取りに行く事」「椅子から立ち上がる事」をしなくても良いように。
- 一人で食べきるサイズ
- 70歳男性が、食べきれるサイズの商品を探す。
- 量が多い商品はコスパは良いけれど「食べ残しをラップして、冷蔵庫に入れて、忘れずに食べる」は、父には難易度が高い。
- 残した古い物を食べてお腹を壊したり、余らせて捨てるという無駄がないように。
- 酒のつまみもしくはご飯の副菜
- ご飯のおかずの一つとして、もしくは、酒のつまみとして食べられる物を探す。
- メインの肉・魚は、選択範囲が広くなりすぎるので、今回は除外。
- 和食
- 父の好み。洋食より和食が好きだから。
- 原材料に野菜や海藻
- 不足しがちな野菜や海藻類を補って欲しいから。
- 温めずにそのままでもOK
- 温めずにそのままでも食べられると手を伸ばしやすいから。
- 温めたいときは、ガスコンロで煮たり焼いたりせず、簡単にレンジで温められるのものを探す。
- 賞味期限が長い
- 必要な時だけ食べられるように常備しておきたいから。
- 添加物が少ない
- できるだけ健康に害になる要素を減らしたいから。
このような基準で、スーパーやネットショップで商品を探して見つけたのがこれです。
まとめて8種の惣菜を購入しました。地元のスーパーでは取り扱っていなかったので、ネットショップで購入しました。
食べてみた感想
今回は、同じメーカーの惣菜を8種類購入したので、それぞれ実食した感想を以下の項目を基準に紹介します。ちなみに試食は、温めずにそのまま食べました。
- 見た目
- 食感
- しょっぱさ
- 甘さ
- 香り
- 総評
比較対象があるわけではないので、点数はつけず、良いところは赤字、悪いところは青字で表していきます。
切干大根煮
見た目は、艶もあって美味しそう。味もおいしい。けれど、我が家で手作りした味とは違うかな。違いは、香り。鼻に抜ける香りは、油揚げかな?弱い酸味かな?切り干し大根は、調理する前から独特な香りがありますが、お出汁の香りで切り干し大根自体の風味が抜けているのかもしれません。切り干し大根自体は、太めでサクサクとした噛み応えもありつつ、柔らかく煮てあります。
総評:お出汁の香りが強く、切り干し大根の独特な匂いが苦手な人にオススメ。
ひじき煮
見た目は、いろどりもよく美味しそう。芽ひじきの割合が多いこともあり、食感は柔らか。お箸で取りづらいからスプーンで取り分けるのが良いかな。味は、結構甘め。しょっぱさは普通。人参や大豆等、品目が多くうれしい。我が家は甘めの味付けが好みなので、美味しい。
総評:煮物は、柔らかくて甘めが好み、という方にオススメ。
たけのこの土佐煮
見た目は、量も多く美味しそう。食感は竹の子の繊維のザクザク感もありつつ、柔らかく煮てある。味は、甘めで、鰹節の主張が大。えぐみは無い。竹の子が少し水っぽいかな。原材料の竹の子の水煮はスーパーでは結構高いので、お惣菜としてこの量はうれしい。
総評:食感がいい。コスパを求める方にオススメ。
里いもの煮っころがし
見た目の第一印象は、量が少ないかな。里いもが小ぶり。味は、甘だれという感じで、甘くてとろみのあるお出汁。里芋自体は柔らかく、味も染みていて美味しい。
総評:お芋が柔らかく小ぶりなので、年配の方や小さいお子さんにオススメ。
椎茸の含め煮
見た目の第一印象は、椎茸が小さい。他の惣菜と比べて量も少ないからコスパはよくないかな。味は、あまじょっぱくて濃いめ
。柔らかく煮てある。ただ、しっかり煮てあるせいか、椎茸の風味は感じられないかな。
総評:お出汁が滲み出てご飯がすすむ。シンプルなので麺に乗せたりとアレンジしやすそう。
れんこんのきんぴら
見た目は、量も多く美味しそう。食感は、レンコン独特のシャキシャキがある。味は、甘いピリ辛のゴマ風味。レンコンに少し粉っぽい感じがあるかな。子どもには辛身が強いかな。
総評:ボリュームもあり、辛みがあとを引く、大人用のお酒のおつまみにおすすめ。
野菜のうま煮
見た目は、ボリューム的に少し寂しいかな。食感は、柔らか。具材の里芋、椎茸、竹の子、ゴボウ、人参、レンコンがひとつひとつ大きめにカットされているため、それぞれの美味しさを味わえてうれしい。味付けは、甘め。ごぼうがサクサク食感で、根菜特有の香りがお出汁に全体に広がっている感じ。
総評:ヘルシーでバランスの取れた副菜として、特に年配の方におすすめ。
きんぴらごぼう
見た目は、「きんぴらごぼう」という名前の割にこんにゃくが多いな、という印象。こんにゃく:ごぼう:人参の割合は、5:4:1くらい。食感は、柔らかくて食べやすいが、ゴボウらしいザクザクゴリゴリの食感はない。全ての材料が細く切ってあるので、年配の方や子どもに食べやすい。味付けは、しょっぱめかな。
総評:あまじょっぱい味付けで、ご飯がすすむ。定番おかず。
以上、全8種を確認しました。
お惣菜栄養成分比較
ここまで8種類を試食しましたが、好みによって商品を絞り込みたい時の参考までに、パッケージ裏側の栄養成分表示を確認し、以下4つの項目で比較してみました。
- 内容量
- カロリー
- 食塩相当量
- 糖質(炭水化物)
持病で食事制限が必要な方や、ダイエットしている場合等に以下を確認してみてください。
内容量
まずは、内容量です。お出汁の染み込み具合で、グラム数が変わりますが、たくさん入っている方がお腹いっぱいになりますね。多い順に、
- 切干大根煮
- たけのこの土佐煮
- ひじき煮
- れんこんのきんぴら
- 里いもの煮っころがし
- 野菜のうま煮
- きんぴらごぼう
- 椎茸の含め煮
となりました。食材自体の原価が高いものや水分量が少ないものは、少量になりますね。
カロリー
続いてカロリーです。原材料そのものや油分、味付けによってカロリーが変わりますね。カロリーが高い順に、
- れんこんのきんぴら
- ひじき煮
- 切干大根煮
- きんぴらごぼう
- 里いもの煮っころがし
- 椎茸の含め煮
- たけのこの土佐煮
- 野菜のうま煮
となりました。れんこんのきんぴらは、れんこん自体の糖質が高いことや油分を含んでいることがカロリーを高くしていそうです。逆に、野菜のうま煮やたけのこの土佐煮は素材となる野菜がヘルシーですね。
食塩相当量
続いて、塩分量です。高血圧の方は気になりますね。多い順に
- 1.3g
- 切干大根煮
- 1g
- れんこんのきんぴら
- たけのこの土佐煮
- きんぴらごぼう
- ひじき煮
- 0.9g
- 椎茸の含め煮
- 0.8g
- 里いもの煮っころがし
- 0.7g
- 野菜のうま煮
となりました。切干大根煮の塩分量はお出汁がたっぷり染み込んでいるからですかね。年配の方は、塩分を減らしている方が多いので、野菜のうま煮はおすすめですね。
糖質(炭水化物)
続いて、糖質です。糖尿病の方は注意が必要ですね。近年、糖質制限ダイエット等も流行っていますね。高い順に
- れんこんのきんぴら
- 里いもの煮っころがし
- きんぴらごぼう
- ひじき煮
- 切干大根煮
- 椎茸の含め煮
- 野菜のうま煮
- たけのこの土佐煮
となりました。たけのこの土佐煮は、食物繊維もたっぷりで、ダイエットに良さそうですね。野菜のうま煮も里芋が入っていますが、ジャガイモやサツマイモに比べて糖質が少ないので、ヘルシーですね。
以上、各惣菜を栄養成分で比較してみました。「野菜のうま煮」のヘルシーさが際立った結果になったなと思いました。
まとめ
今回は、イチビキのおふくろの味という、常温保存可能なレトルト和惣菜を試食してみました。まとめとしては、どれも美味しかったです!レトルトも進化してるな〜と感心しました。
良い点をまとめると、
- 常温でも美味しい
- 量がちょうど良い
- 手軽
- コスパが良い
と感じました。私は、このお惣菜の32食セットを、当時3800円くらいで買い、父に送りましたました。1食あたり、120円くらいで食べられることになります。8種類で各惣菜4個ずつなので、飽きずに食べられると思います。2日に1個消費したとして、2ヶ月ちょっとで食べきることになります。購入するお店やタイミングにもよりますが、賞味期限も長いと思いました。
ちなみに私の場合は、2020年7月30日に注文して、次の日に商品が届き、以下のような賞味期限でした。
- 椎茸の含め煮:2020年10月10日
- れんこんのきんぴら:2020年11月28日
- 野菜のうま煮:2020年12月14日
- ひじき煮:2020年11月22日
- きんぴらごぼう:2020年11月21日
- 里いもの煮っころがし:2020年11月23日
- たけのこの土佐煮:2020年11月17日
- 切干大根煮:2020年11月30日
短くても3ヶ月くらいはあるので、手に届くところに置いておいて食べるのにちょうど良いと思いました。いざという時の保存食にするには賞味期限が短いので、近いうちに食べきることが前提の商品ですね。
続いて、気になる点をまとめると、
- ご飯がすすむ系の若干しょっぱいと感じるお惣菜もありました。
- 真空加工されているからか、ひとつひとつの素材の味は若干弱く、お出汁メインの、全体が一定の香りと味に感じました。例えると、出来立ての煮物というよりは、1晩寝かせて味を染み込ませた煮物、といった感じでしょうか。どちらを美味しく感じるかは、好みやその日の気分かもしれません。
- 煮汁の多い惣菜は、袋を開ける時、煮汁が飛び散りました。手で開けられますが、ハサミを使った方が良さそうです。
私が気になったのは、このくらいです。
コロナ禍で、自炊したり、テイクアウトしてお家でご飯を食べることが多くなり、食事について頭を悩ます機会が増えた方も多いのではないかと思います。私もそのひとりで、この記事を書く際に、中食(なかしょく)(誰かが作った食べ物を買ってお家で食べること)という言葉を覚えました。中食も、こういった簡単に食べられるお惣菜を常備しておくと、楽になるなと感じました。
この記事が、誰かのお役に立てばうれしいです。
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